日本歯科インプラント器材協議会

コラム

2017/08/18

CAD/CAMってなに

一般的にCAD/CAMと聞くと、CAD/CAMという一つの言葉?と思います。 CADとは、Computer Aided Designの頭文字で、日本語では「コンピューターによる支援設計」となり、設計図面や製品形状をコンピューター画面上に作成するためのソフトウェアを意味するようで、私たちも家の改装や新築時に間取りなどをコンピューター上で設計し、ビュジュアル化してわかりやすく見せてもらうことがあります。CAMとは、Computer-Aided Manufacturingの頭文字で、日本語では「コンピューター支援による製造」のようで、コンピューター内部で設計モデルを作成し、これに基づいて工作機械やロボットを制御して建造物などを製造するもので、現在では多様な産業に利用されているようです。
一方、歯科の中でのCAD/CAMと聞くと、CAD/CAM冠?でしょうか。平成26年度の診療報酬改定により、歯科用CAD/CAM装置を用いてハイブリッドレジンブロックから削り出された小臼歯部の歯冠補綴であるCAD/CAM冠が保険導入されましたので、保険で金属ではない白い歯に治すことができるようになりました。
歯のないところには、インプラントを埋入し噛める状態に歯を作る。そこにCAD/CAMの技術が利用されることで歯(補綴物)を作る技術もどんどん進化しています。
最近では、歯を作る際の歯型取り(印象採得)も、デジタル化で簡単にできてきているようです。更に短時間で冠(補綴物)が装着できるようになるなど可能性が広がっています。
暑さもまだまだ続くと思いますが、野球やサッカーのナイター観戦で大きく口をあいて応援しても、白くきれいに輝く歯でいられますように今すぐ歯医者さんでお口のメンテナンスをいたしましょう。